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  • 執筆者の写真松本浩彦

レーザー脱毛は何歳から?

レーザー脱毛のお話をする前に、皆さんに知っておいて頂きたいことがあります。

人間の臓器はいじめればいじめるほど強くなります。筋トレすることで筋肉は太く強くなりますし、有酸素運動を頑張れば、心肺機能は強化していきます。

毛だって同じこと。

剃れば剃るほど、それは毛をいじめていることですから、毛は太くなり、そして強く丈夫になっていきます。


ですから、仇のように毎日、ムダ毛のお手入れをしていると、量は増えなくとも、毛はどんどん太くなっていきます。

皆さんムダ毛のお手入れをしているつもりで、実はトレーニングしていることと同じなのです。

さて、私のクリニックでは十五年前から医療レーザー脱毛を行っていますが、やはり四十代の女性は、3回の施術でほぼ脱毛は完了しますが、若い女性ほど、回数が必要です。これは成長ホルモンの分泌と大きな関係があり、だいたい女性は二十歳から二十三歳くらいまで成長ホルモンの分泌が盛んで、この年齢を過ぎる頃から、急激に分泌量は減っていきます。

ですので、若いうちに脱毛しても、大学を卒業する頃にはもう一度、仕上げをしなくてはなりません。

だいたい二十歳前後の患者さんですと、やはり3回で完了というのはちょっと難しいのです。

ところが、高校生、中学生、いやいや小学生のお嬢さんでも、最近はムダ毛を気になさるです。

私も脱毛を始めて最初の2~3年の間は、未成年の方はお断りしていました。

なぜなら、先ほどもご説明した通り、いま脱毛してもどうせまだこれから毛が増えていくのですから。

ですので、「大学卒業する頃になったら、またおいで」と言って、私は親切のつもりでお断りしていましたが、ある日、うちのナースが私にこう言いました。

「先生、あんな娘たちは諦めませんよ。ここで断られたって、探して別のところで脱毛するに決まってます。それなら先生がちゃんとやってあげた方が親切じゃないですか?」

ハッとしました。

確かに彼女の言う通りです。

あのお嬢さんたちは諦めずに脱毛してくれるところを探すでしょう。

それなら、ちゃんと説明して、回数がかかること、大学を卒業することにはもう一度やり直せばならないことを説明して、今の時点で、しっかりとそのお嬢さんを満足させてあげることの方が親切だと。

私に断られて結局、毎日ゾリゾリとムダ毛を自己処理して、いざ本番とばかりに来院された時には、それこそタワシのような剛毛になっていることでしょう。

以来、ちゃんと本人と親御さんにそのことを了解して頂いて、小学生でも、きっちりと脱毛してあげるようにしています。

出力も回数も大人の女性と全く違いはありません。

お金もかかることですので、未成年で親に内緒で脱毛に来る娘さんはいませんし、もしそういう場合は、お母さんと一緒においで、と言ってその場は一旦お帰り頂いてます。

そうこうしてる間に15年、この間、ついに6歳の女の子のヒザ下の脱毛をするはめになりました。

もちろんさすがにレーザーの出力は落としましたけど。

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