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レーザーとペースメーカー

  • 執筆者の写真: 松本浩彦
    松本浩彦
  • 2018年2月16日
  • 読了時間: 2分

たまに質問をいただくのが、ペースメーカーをいれていてもレーザーのシミ取りはできますか? というものです。


結論から先に言いますね。

ペースメーカーの人でもレーザー治療は可能です。 ただし、ある程度の制約はあります。

まずレーザーの種類です。 シミには4種類あります。

そして人のお肌、特に顔には、その4種類のシミが混在しています。

みなさん「点描」ってご存知でしょうか? 

小さな黒い点の濃淡で、立体感を出す絵画技法です。 そして人のお顔には、まさに点描のように、4種類のシミが混在しているのです。

ただ、この部分は肝斑の成分が多いとか、ソバカスの成分が多いとか、 加齢シミの部分が多いとか、紫外線シミが多いとか。

さらに困った事に前述の4種類のシミ、全て治療法が違います。

少なくとも4台のレーザー機器が必要になります。

大きく分ければ4種類のシミ取り機があれば良いのですが、 メーカーによっては、そこにRF(ラジオ波)や電磁波を一緒に出せる機械や、 フォト(光美容)を増設させたり、機械を売るために色々な付加機能のついた商品を開発し、売っています。

そしてそのRFが、じつはペースメーカーの方には厳禁なのです。

ただのレーザー単体の機械なら良いのですが、 おまけでついている機能に、危険なものがあるという事です。


そしてもう1つ、クリニックのレイアウトにも実は落とし穴があるのです。

実はうちのクリニックでは、シミ取りレーザーを並べている治療室と、 シミやシワ、たるみに皮下脂肪などに有効な、 部分痩せや引き締め目的の治療機器を置いてある部屋が隣接しています。

レーザーは締め切った個室のレーザー室で照射しているのですが、 その部屋にはRF波を出す機械は置いてません。 ところが隣の部屋でRFの機械を使っていると、壁を通してRF波が飛んで来て、 レーザーを制御しているコンピュータを狂わせてしまうのです。

それほど透過率の強い電磁波ですので、 レーザー機器そのものがペースメーカーに悪影響を与えなくても、 隣の部屋でRFや電磁波を使っていると、それはちょっとマズいという事はお分かりでしょう。 詳しくは、カウンセリングでご相談くださいね。

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