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執筆者の写真松本浩彦

ヒアルロン酸って何?1

今回は美容外科の世界で、シワの盛り上げや隆鼻術などで使われる「ヒアルロン酸」について、少し掘り下げてご説明したいと思います。まずヒアルロン酸は、「 Nーアセチル・グルコサミン」と「グルクロン酸」という二種類の糖がいくつも連なったもので、これを生化学の世界では糖鎖と呼びます。

もう既に、このあたりで読みたくなくなったでしょう?


そんな貴方に判りやすく説明しますね。まず真珠のネックレスを想像して下さい。

真珠の粒一つ一つが先に述べた二種類の糖だといえば想像しやすいと思います。余 談ですが、コラーゲンは真珠の粒がアミノ酸、つまりコマ切れになったタンパク質 でできています。

ヒアルロン酸とコラーゲンの違いはそこなのです。まぁそれはちょっと置いといて、さて、人の身体でヒアルロン酸はどこにあるかというと、ヒアルロン酸は皮膚の真皮の部分に多く含まれており、水分を保持する作用がありまして、お肌にハリを与える働きをしてくれています。他には、目玉や関節内にもあり、整形外科などでは非常にしばしば、ヒアルロン酸製剤が使われています。


次回は美容外科も含めた医療用に使われるヒアルロン酸が、どうやって作られるか説明します。

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