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執筆者の写真松本浩彦

インフルエンザ猛威! 一度かかったからといって安心できません!

2019年12月19日現在、当院でのインフルエンザ患者数は1日平均4人です。 例年に比べて相当、流行が早いと言える数字です。 流行が早いからといって、収束も早いというものではありません。 このままですと、おそらく1月中には、厚労省からインフルエンザ警報が、 2月には、非常事態宣言が出されそうな勢いです。


当院では全例A型で、喉の痛みや咳などの兆候があり、 24時間以内に38度以上の高熱と頭痛が出現します。 目がシバシバして顔が真っ赤に火照るという、 典型的なインフルエンザ顔貌が特徴です。例年は学校の三学期が始まる頃からインフルエンザは爆発的に流行しますが、今年は3週間ほど早いようです。 今夏の南半球、とくにオーストラリアでの流行状況から推測して、 日本でも今冬は過去最悪だった昨冬に比べて2倍の患者数、という予測もあります。

さて大事なのはここからで、 今からでも遅くないのでワクチン接種をお勧めします。つまり今冬は複数回、インフルエンザにかかる人が増えるだろうという事です。 A型で2回。さらに3月ごろから今度はB型も流行します。 となると、ひと冬で3回インフルエンザにかかる人が、 今年は大勢出るだろうという予想ができます。

理論上、ひと冬で4回インフルエンザにかかる危険があるということですが、 私が医者になって一人だけ4回かかった人を診ました。 ただ、3回かかった人はたくさん、2回の人は数えきれないほど診ています。ですので今冬は一度かかったからもう大丈夫、などと油断しないでください。 おかしいと思ったらすぐに医療機関を受診してください。 B型については流行する3月初旬に、また詳しくご紹介する予定です。

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