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髪のカラーリング

執筆者の写真: 松本浩彦松本浩彦

髪のことを考えるなら、シャンプーやリンス(トリートメントなど)にこだわるよりも「カラーリング」をやめたほうが、髪の美容に良いのでしょうか?

私も寄る年波で、少しずつ毛が薄くなってきたというか、毛の一本一本の力というんですか、、若い頃みたいに、朝起きると寝グセがついてて、いくら櫛でといても、ピンッと跳ねたまま、なんてことがなくなり、寂しい思いをしている今日この頃です。そんな訳で、私もこの問題は、自分にも関わる重要な事なので、ネットでいろいろ調べたり、散髪屋のオッチャンに聞いたりと、正直けっこう気にしてます。で、結論。カラーリングは毛を痛めます。

しかし、カラーリングした後に、美容院でオプションでトリートメントをしてくれるので、お金はかかるけど、カラーリング後のトリートメントは、必ず美容院でやってもらってください。業務用の強力な液なので、そこらのドラッグストアに売っているものより遥かに良く効きますし、長持ちもします。

 

でも、若いうちはまず大丈夫。少々カラーリングしたり、パーマネントだって、ものすごく毛を痛めますけど、自己修復能力も強いので、若い頃は毛の痛みは気になりません。でも、歳を取ると、自己修復能力は落ちてきます。特に35歳あたりから急激にグンッと…。そしてそのくらいの歳になって初めて、若い頃の「ツケ」が回ってきます。

 

薬用スカルプとか、自宅でカラーリング…これはまぁ、おシャレ染めというより、白髪染めという観念ですが、いろいろ売られてますけど、私の結論として言わせてもらうなら、シャンプーやトリートメントにお金を使うより、一番大事なのは、毎日髪を洗う事、そしてそのとき、決して爪やプラシで頭皮をガリガリとこすらないこと。

両手の指の腹で、頭皮を優しくもみ洗うように、ゆっくり時間をかけてマッサージする感覚で洗髪する事だという結論に、私は達しました。

化粧品会社やシャンプー屋さんには悪いですけど、何も高いシャンプーだからといって、特別な成分が入っているという訳ではありません。極論を言えば「牛乳石鹸」みたいな、普通の固形の石鹸でもいいんですよ。それよりも洗い方。自分の指で優しく頭皮を揉み洗いする、これが一番です。

あと、まぁこれは主に男性に多い悩みですが、歳を取ってだんだん毛が薄くなる、これは当たり前です。ですが今は「プロペシア」という、飲む毛生え薬が、ちゃんと病院で処方できるんです。うちでもたくさんの患者さんが毎月、多い人は半年分とか、まとめて買っていかれます。半年間、毎日飲み続ければ、90パーセントの人に、著明改善、もしくは改善傾向が認められています。これ本当。

さらにうちのクリニックではこれに加えて、塗り薬も一緒にお渡ししています。どうもこれがよく効いてるみたいです。この塗り薬、実は元々「水虫」の薬なんですが、水虫の患者さんが毎日、足趾にこれを塗り続けていると、どんどん足趾の毛が伸びてきたというので、製薬会社が専門機関で精確に研究したところ、発毛効果がある事が判明しました。

それで、うちでは先ほどのプロペシアと、その水虫の薬を一ヶ月分セットで、自費で8500円(税込)で、処方しています。金額的に、まぁだいたいその辺りが相場です。

薄毛に悩んでいる男性…アッ、これを読んでいる方はほとんど女性ですよね。では例えばご主人がこのごろ薄毛に悩んでいるとか、そういった方、ぜひ、医師に相談するようお勧めください。

 

そうそう、もちろんこの「プロペシア」は、女性にも効きますからね。とにかく半年は飲み続ける事。これが大切です。

※プロペシアのみの処方も可能です。その場合、価格は7500円(税込)となります。

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