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執筆者の写真松本浩彦

高濃度ビタミンC点滴

Q:1万円のサプリメントか高濃度ビタミンC点滴、どちらがお得でしょうか?(効果が高く、効果が継続するのでしょうか?)

A:高濃度ビタミンC点滴

もともと欧米では、ガン治療の補助療法として使われていました。ビタミンCの強い還元力で、酸化された血液を浄化してくれます。当院ではビタミンC25グラムを一度に点滴します。もともと血液の主成分である赤血球は「ヘム鉄」という鉄分です。ご存知のように鉄は「錆びる」つまりすぐに酸化してしまうものです。高濃度ビタミンC点滴は、その強い還元力で、酸化された血液を浄化、つまり錆落とししてくれるのです。当院ではビタミンC25グラムを一度に点滴します。これはレモンに換算すると1万2千5百個分に相当します。

リンゴの皮を剥くとすぐ茶色になりますね? レモン水に付けるとそれが元の色に戻ります。それと同じ効果だとお考え戴ければ分かりやすいでしょう。血液を還元し、クレンジングする目的を終えたビタミンCは尿から排泄されます。


上記のメカニズムで、ビタミンCには、美肌、美白作用、肝斑、コラーゲン産生の促進作用、抗酸化作用(老化防止、ニキビの悪化防止)など、種々の作用がありますが、サプリメントなどの内服だけでは効果に限界があります。

これまで当院では、美顔治療として、エレクトロ・ポレーションによる高濃度ビタミンC導入、ハイドロキノン・トラネキサム酸・ビタミンC導入ケアなど、お肌のビタミン治療を取り入れていましたが、これはあくまでお肌のケア。ビタミンCの持つさまざまな効能をもっと直接的に身体の健康そのものに応用できないかと常々考えていました。

それで見つけたのが、この高濃度ビタミンC点滴療法です。まさに身体全体のアンチ・エイジングが期待できるようになりました。


栄養学の本をひも解きますと、人間が1日に必要とするビタミンCの量は100mgとされています。25gと言えば2万5千mg、必要量の100倍です。そんなに必要なの? という疑問をお持ちの方も多いでしょうが、実は栄養学そのものが、終戦直後、つまり七十年近く前に確立されてから見直されていないのです。終戦直後、食べ物のない時代に、最低限、人が生きるために必要な栄養素の量が編纂され、それがいまだに通用しているのです。

ですので今の、時間に追われ、ストレスに囲まれたこの社会は、七十年前のゆったり時間の流れていた社会とは全くもって世界が違います。平均寿命だって、当時から比べると三十才は伸びています、その中で、七十年前の一日必要量100ngのビタミンCで、果たして本当に足りるでしょうか? 

私は少なくとも、アンチ・エイジングと言う観点も含めて1000から2000mgは必要と考えています。

でもこの話、実はすでに四十年前に米国のライナス・ポーリング博士が提唱していた「ビタミンC大量投与療法」理論の受け売りです。当時は賛否両論でしたが、ようやくポーリング博士の理論がようやく陽の目を見たと言うところでしょう


高濃度ビタミンC点滴の話に戻りましょう。効能としては、ストレス改善、疲労回復、免疫力向上、食欲の改善、体調の改善、がん予防、動脈硬化予防、カルシウム・鉄分などミネラルの吸収促進が挙げられますが、私は自分で体験して、何といっても二日酔いに最高に効果があると断言します。施術時間に1時間弱かかるのが少し難点ですが。


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