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執筆者の写真松本浩彦

間違いだらけのお化粧2

貴女が他の女性を顔を見る時、小さなシミや小ジワを探しますか? 第一印象で大切なのは、その女性のお顔全体のバランスではないでしょうか。

輝いているか、所帯やつれしているか、生気に溢れているか、それが一番です。美人だとか、そうでないとか、お化粧が濃いとかスッピンだとか、そんなことはあまり気にならないのではないですか。

眼の横にある小さな小ジワ、頬の隅にある直径5ミリにも満たない薄茶色のシミ。自分でお化粧する時にはすごく気になっても、他人がそれを目ざとく見つけるでしょうか?

小さなシミや小ジワ、法令線。そんなものは他人は見ていません。それよりも、顔の輪郭、タルミ、顎のライン、頬の肉付き、つまりお顔の全体のバランスを第一印象として見ているのです。考えてもみて下さい。地下鉄の向かいに座っている女性が、たとえ絶世の美女であっても、そうでなくても、われわれ男性はそんなにジロジロ見ません。むしろ、ジロジロ見つめることなんてできないのです。

「何をジロジロ見てんのよッ!」って怒られたり、変質者扱いされてはたまりません。綺麗な人だな~とか、えらく疲れた怖い顔してるな~とか、チラッと見ることはあっても、ジロジロ見つめることは、普通さすがにはばかれます。

さて、皆さん。お化粧に必要なコンセプトは、もうお分かりでしょう。 近くで見て完璧でもダメなのです。 5メートル離れたところから一見して、健康的で、ハツラツとして、生気に満ち溢れていることが大切なのです。50センチの距離で、明るい光の下で凝視して完璧であることなんて必要ないのです。シミなんてコンシーラーやファンデーションで隠せますよ。それより大切なことはタルミややつれを引き挙げて、顔の輪郭をシャープに、そして張りのあるお肌を保つことではないでしょうか。

うす暗い地下鉄の窓に映った自分の顔に目をそむけず、その状況で美しい自分になるために、普段からのお手入れや、お化粧の仕方に気をつけて頂きたく思います。そのためには普段から、お化粧が終わったら、鏡から少しはなれた位置に立って、もう一度自分のお化粧を確認してみて下さい。 新しい発見が必ずあるはずです。自分を、鏡から少しはなれた位置に立ってみる。窓越しに移った自分をみる・・・。

これから「美しい人」になる一歩です。みなさん、なんかこれからもっと「きれい」になれそうな気がしませんか!!!



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