当院の入っているビルにて、定期的に避難訓練をおこなっています。 毎回、火災・震災など主なテーマを変えての訓練です。
今回は、5月14日(火)に避難はしご定期点検のタイミングに合わせ、 実際に避難はしごを降りてみる訓練をしました。 当院災害時の避難経路は、院内廊下に面してある階段と、ベランダに設置されている避難はしごです。
「はしご」と名前がついていますが、実際ははしごではなく 布のトンネルのような形状のもので、筒の中を通って降りて行きます。
以前、点検時にはしごを開けて見せてもらった時に、降りていくイメージがつかめず、 今回お願いして降りてみることにしました。 蓋を開けて見ると、そのまま階下にどすんと落ちてしまいそうで恐ろしく、 最初誰も降りることができませんでした。
皆が怖がっているので、点検スタッフの方が先に降りて見せてくれたのですが、 ゆっくりと降りて行かれたので、それを見て当院スタッフも続いて降りて行きました。
もちろん私も降りましたが・・・
実際入ってみると、すぐに体がくるまれるような感じになります。 ハンモックを想像してもらうとイメージしやすいかと思います。
お尻が包まれてイスに座っているような姿勢になるので、 そのまま足でずりずりと進んで行きます。
らせん状になっているので、途中で方向感覚が無くなり、出口も見えないので 不安になりましたが、先に降りたスタッフが「こっちだよー」と声をかけながら 出口を開けて待っててくれたので、安心できました。
実際降りてみたことで、患者様を誘導するときのコツや注意点が分かりました。
避難はしごを使用するような事態にならないのが一番ですが、 もしもの場合はスタッフが安全に誘導させていただきますので、 ご安心ください。