今日は、3種類のクマのうち残る1つ、黒クマについてです。
黒クマはもともとの骨格や目元の脂肪、加齢などによるたるみによって出没するものですので、 ちょっと先の二つとは意味合いが違うかもしれません。 黒クマは別名「影クマ」ともよばれ、その名のとおり、正体はズバリ「影」です。
加齢などによってまぶたの皮膚がたるんだり、眼球の下の脂肪が突出することで、 目の下に影ができ、それがクマのように見えます。 青や茶と違い、メークでカバーすることが困難なので厄介ですね。
長時間OA機器を使用したり、長い時間テレビや 細かいものを見続けたりして目が疲れてくると、 目の下がぷくっとふくらんだり、目がくぼんだりして、 目の下が薄黒く見えることがありますよね。 これは、目の下のふくらみなどの影がクマのように見える為です。 同じような理由で、目のまわりに小ジワが多いと、目の下から
目尻にかけて、くまができているように見えることもあります。
目元のハリ不足、弾力不足が原因ですね。 また、もとからあった目の下のクマが、皺やたるみによってますます濃く見え、 目立ってしまうこともあります。 睡眠をしっかりとっているのに、目のくまがなかなか消えなくて、 黒ずんだシミのように見えたり、疲労感が強い、 全体的に顔色が悪い、やせてきた、というような症状がある場合、 なんらかの病気の前兆かもしれません。
とくに、糖尿病、慢性の肝臓病・腎臓病、甲状腺機能亢進症、 バセドウ病などの初期には、疲労や体重減少などのほかには、 目立った自覚症状がない慢性疾患でクマができることがあります。
なかなか消えないクマは軽くみないで、医師に相談してみましょう。
目のクマは遺伝すると言われることがありますが、 これは目元の皮膚の薄さなどが遺伝することで、 クマができやすくなるのではないかと考えられています。では次回、いよいよクマの対処法についてお話します。