夏の終わりごろからよく見かけるようになる、クラゲについて知っておきましょう!
日本の海水浴場で発生する有毒のクラゲは、ほとんどがアンドンクラゲで、カツオノエボシの出現はまれです。
出現状況・・・比較的天気の良い日、水温の高い日
出現場所・・・波打ち際に多く集まっているが、水中にも泳いでいる
アンドンクラゲ
形状:無色透明。上方の長方形部分は5cmくらい。有毒刺細胞をもつ4本の触手が長方形型の本体端から1本ずつのびる。
症状:感電したようなショックがある。症状は人それぞれであるが刺された部位に蚊に刺されたような斑点が現れる、赤くミミズ腫れになる、など。
処置:時間とともにかゆみを帯びてくるため冷やす、虫刺されの薬を塗るなどで抑える。掻かないことが早い完治方法。
カツオノエボシ
別名「デンキクラゲ」と呼ばれ、気泡体は最大で15cmほど,触手は最長10m以上に達することもある。
症状:激しい痛みと共に局所は発赤し、ミミズ腫れを生じ、頭痛・吐き気・呼吸困難・脈拍の変化などの全身症状が起こる。重傷の場合はショックを起こして死亡。恐ろしい。ちなみにカツオノエボシを遠くから見ると、青いビニール袋に見えるらしい。海で青いビニール袋を見つけたら、即、逃げる!
形状:体色はキレイな青色。餃子の形の浮きのようなものに長い触手が垂れ下がっている。
症状:触れた直後に強い衝撃が走り、やがて赤紫色に腫れる。触れた周辺一帯が腫れあがり、ひどい場合は水ぶくれになる。後から化膿してくこともある。
処置:絶対に医者に診てもらったほうがよい。アレルギー反応によるショックを起こす人もあり、死亡例もある。子供は特に注意が必要だが、大人でも危険。人が「痛い!」って感じるくらい強く刺すクラゲは、日本近海では、カツオノエボシと、アンドンクラゲくらい。海水浴に行くと良く見かけるミズクラゲなんかは、痛くないクラゲです。
でも、知らないクラゲには触らない方がイイでしょう。もし打ち上げられていて、死んでいるように見えても、絶対触ってはダメ!もちろん、上記の2つは代表例で、他にもたくさんいます!
補足 砂でこする のは決してやってはいけない。なぜなら、まだ皮膚に残っている刺飽をすり混んでしまうから。また、タオルなどの布で拭いたり、はたいたりするのも同様に厳禁。
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