インフルエンザはA型、B型あわせて、今年の冬は5種類、流行すると、私は予想しています。かたや予防接種に入っているのは、3タイプのインフルエンザのワクチンだけです。残り二つには無効ということです。
さらに言うなら、同じインフルエンザ・ウイルスに、一年に二回掛かることは充分あり得ます。身体の中で作られるインフルエンザ抗体は、だいたい四ヶ月で消失します。
麻疹(はしか)の様に、一度掛かると終生免疫、つまり一生かからないウイルスではありません。
今年の八月にかかっても、まず年を越せば、そのインフル抗体は消えるとお考えください。以上の理由から、今年の年末、必ず「2回」、インフルエンザの予防接種は受けておいて下さい。
毎年受けることで、少しずつ身体に、免疫が蓄積していくことは明らかですので、今まで受けたことのない人も、去年受けた人も関わらず、今年から毎年二回、受けることを、ぜひお勧めします。
私なんか開業して以来15年間、毎年3回、自分で、予防接種を注射しています。おかげで、毎冬何百人というインフル患者を診察しても、一度もうつされたことはありません。抗体がわずかずつ、15年分蓄積されているからです。
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