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執筆者の写真松本浩彦

ダイエットについて

Q:無理せず、食べたいもの食べて、やせる方法ありますか? ついでにリバウンド無しなんて、そんな楽チンダイエットないでしょうか? A:ありません。ハイ、終わり…なんか最近、このパターンが多いですねぇ。まぁそれだけ女性というのは、「虫の良い話」を探し求めているという事の表われなんでしょうか。


肥満治療の哲学は【痩せたいなら食べるな、食べたいなら痩せようと思うな!】に尽きます。肥満の原因は『過食』。ただこれだけです。痩せることだけがダイエットではないのです。なりよりも一番大切なことは「食べることへの執着を捨てること」です。そしてそれは、あなたの「人生観を変える」ことにほかなりません。たかがダイエットに大袈裟なこと言う医者やなぁ〜、とお思いでしょうが、「たかがダイエット、されどダイエット」なのです。簡単にできたら、世の中こんなにメタボの人が多いはずありません。

ダイエットというものは計画性をもってバランスよく痩せることが前提で、その集大成として私は、肥満を医学的な見地から考えた独自の「胃袋ダイエット」理論を提唱しています。


結果をあせらないで下さい。効果が出るまでに6ヶ月はかかります。時間を掛けなければ人生観を変えるなんて簡単にできるものではありません。リバウンドしないためには、6ヶ月を目安にじっくりと時間をかけて、食習慣を改善し、体質そのものを変えていく必要があります。物事には何でも順序というものがあります。そのために要する時間が6ヶ月なのです。


1. 食事の量を2割減らす

動物性脂肪を減らすとか、野菜を多く摂るとか、そういう質的なことは考えないで下さい。必ず混乱して長続きしません。カロリーも関係ありません。それよりも、ご飯もおかずもデザートもお酒も水も、とにかく“量”を2割減らして下さい。普段使っているお茶碗やお皿にいつも食べている分量を盛りつけて、2割残して捨てます。平素からそういう癖をつけておかないと、外食した際に「食べ残す」ことができません。ダイエットというより「胃袋」を小さく作り替えることが目的の「減食トレーニング」だと考えて下さい。コツは「よく噛むこと」です。一口で30噛みして下さい。


2. 中途半端な運動は食事を美味しくするだけ

「今日はよく運動したから、少しくらい多めに食べても良いだろう」というのが一番いけません。ゴルフの後など、いつもよりビールの量が増えるものですが、これでは何をしているか分かりません。自分にご褒美をあげてはダメです。運動しても痩せないのはこのためです。

運動してはいけないというわけではありません。痩身のための運動はまた別にあるのです。激しい運動は必要ありません。「運動では痩せない」ということを認識してください。 宣伝になりますが、当クリニックのウェブサイトでも「肥満外来」を詳しく説明していますし、。「胃袋ダイエット体験記」www.connectmed.net/stomach/には、実際の体験談も書かれています。ぜひご一読を。


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